TechEd2009 参加(2日目)
参加セッション
◆ T2-312 あなたの身近な Office 開発の世界
VSTO を使った Excel と ADO.NET Data Services の連携や、OpenXML の API を使ったサーバーサイドでの Excel ファイル生成の話。
OpenXML の API を使うと、COM 経由に比べて相当高速にファイル生成ができていた。デモで COM は使っていなかったけど、これまでの経験からすると全然早さが違った。
◆ T2-401 Deep Dive into .NET Framework CLR
アセンブリの中身がどうなっているかという話。
CLR の動作についての Deep Dive かと思いきや、アセンブリの PE ヘッダがどうなってるとか、メタデータがどう格納されてるとか、アセンブリの構造に終始した。
◆ T2-309 ADO.NET Entity Framework and LINQ データ アクセス開発
ADO.NET Entity Framework でのデータモデリング、パフォーマンスチューニング、エラーハンドリングの話。
◆ T2-311 64 ビット アプリケーション開発のポイント
64bit アプリ開発、というより 32bit から 64bit への移行で気をつけなければいけないポイントの話。
コーディング上で気をつけなければならないのは、ポインタのサイズと構造体のアラインメント。開発は .NET 上でしかやってないし、アラインメントいじるほどの最適化をしていないので、この辺は気にしなくてよさそう。
ただ、64bit 上で 32bit アプリケーションを動かす WOW64 (Windows on Windows 64) 上でアプリケーションを実行される可能性がある時は .NET でも色々気をつけないといけないみたい。WOW64 とそうでない場合とで環境変数が違う場合があったり、.NET が 32bit、64bit 両方インストールされるので machine.config が 32bit 用、64bit 用2つできてしまったりする。
あと、JET OleDb ドライバは 32bit 版しかないらしい。僕は ADO.NET で Excel にアクセスするためによく使ってるので、頭の片隅に入れておかないと。
◆ T1-302 次世代インフラストラクチャ BranchCache & DirectAccess 徹底解剖 ~Windows 7 + Windows Server 2008 R2 でシナジー効果~
BranchCache と DirectAccess の機能概要、アーキテクチャ、設定方法の話。
BranchCache は本店のデータを支店から使うようなシナリオで効果を発揮するもの。ネットワーク A 内のクライアントがネットワーク B にあるサーバーからデータをダウンロードした時に、各クライアント PC かネットワーク A 内のキャッシュサーバーにダウンロードしたデータをキャッシュしておいて、次回ネットワーク A のいずれかのクライアントがサーバーの同じファイルにアクセスした際、データの実体をキャッシュから持ってくるという技術。
DirectAccess はインターネットから社内イントラネットにアクセスするためのもの。VPN みたいに毎回認証する必要はなくて、インターネットにさえつなげば社内のサーバーにすぐアクセスできる。んだけど、名前解決とかサーバーにグローバル IP がふられてない時どうやってアクセスするのかとかが、いまいちよくわからなかった。
Comments
Post a Comment